Moon
Phase

OPEN WATER TRIAL EVENT
Fuyuki Yamakawa "DOMBRA"


陸から離れた海の上。ドンブラ、ドンブラたゆたいながら、東京の街を眺めていると”わたしの東京” が見えてくる。日本語では何かを忘れることを「水に流す」と言うけれど、東京湾には水に流された数千万の人々の記憶が流れ着き、沈殿しているのかも知れません。そこに船を浮かべて、オリンピックのこともひとまず忘れ、波や風やカモメや魚と戯れながら、普段は近すぎて見えない東京の別の顔をみんなで眺めてみたいと思います。今年は「水際」という言葉でずいぶんメディアが賑わいましたが、その「水際」でドンブラしながらLIVEな生きた時間を取り戻す。そんな秘密の一夜です。

(山川冬樹)

○ライブパフォーマンス
日時:2020年11月29日(日) 16:00〜19:00
場所:東京港海上

※ライブパフォーマンスの一般公開はありません。
○アーカイブ配信
一部公開:2020年12月6日(日)~
全編公開:2020年12月28日(月)~

○Live Performance
November 29 (Sun), 2020 16:00~19:00
On water in Tokyo harbor

Live Performance is for limited number of audience
○Streaming archive of live performance
Partial: December 6 (Sun), 2020
Full: December 28 (Mon), 2020

山川冬樹(ホーメイ歌手/現代美術家)
美術家/ホーメイ歌手。視覚、聴覚、皮膚感覚に訴えかける表現で、音楽、現代美術、舞台芸術の境界を超えて活動。己の身体を振動や光に拡張するパフォーマンスや、南シベリアの伝統歌唱ホーメイを得意とし、これまでに16カ国で公演を行う。現代美術の分野では、耳を使って渋谷の下水道のネットワークを探る『Shibuya Water Witching』(2013)、自作のカヤックで石狩湾から札幌の中心まで遡上した『River Run Practice〜石狩湾から札幌駅前通地下歩行空間へ遡上する』(2014)、四国本土から離島のハンセン病療養所、大島青松園まで泳いで渡る『海峡の歌』(2019)など、水と場所と身体の関わりをテーマにした作品も多い。

出演・構成・演出:山川冬樹

撮影:齋藤彰英
音響:市村隼人
ディレクター:四方幸子
プロデューサー:山本敦子
アートディレクター:アベキヒロカズ
主催:オープン・ウォーター実行委員会
特別協力:東京ウォータータクシー株式会社
協力:慧通信技術工業株式会社

オープン・ウォーター~水(*)開く

「オープン・ウォーター~水(*)開く」は、東京の歴史において豊かな水脈が果たしてきた役割をあらためて確認するとともに、水のもつ可能性をアートの創造力から掘り起こすことで、東京を21世紀の水都として活性化しようとするプロジェクトです。
かつて水都と呼ばれた江戸・東京は、街中を縦横に水路が巡り、水に向かって大きく開かれた都市でした。高度経済成長時代に交通や物流の主役を陸路に奪われると、水は都市の背後へと退き、わたしたちの生活から遠ざけられてきました。しかし、今も東京が豊かな水の都市であることに変わりはありません。今一度東京の川や海に目を向け、水の持つ豊かさに触れる機会を創りたい。 「オープン・ウォーター~水(*)開く」では、人々が東京の水と関わる機会をアートによって創出することを目指しています。

「オープン・ウォーター活動報告書2019」→PDF

東京ウォータータクシー株式会社

「好きなときに、好きなところへ」
東京ウォータータクシー(TWT)は、東京初となる自由な運航形態の船舶です。旅客定員最大8名。エアコン、トイレ、コンセント完備で、自室さながらに快適に過ごせる、船長付きのレンタルボート。発着場所もコースも自由自在で、プライベートからビジネスユースまで、移動はもちろんさまざまなシーンに活用できます。渋滞と混雑緩和、賑わいの創造、防災インフラの認知度向上に努め、災害時には緊急搬送手段として活躍します。
東京ウォータータクシーは、あらゆる多様性を受け入れ、不平等を排除します。より快適で安全なまちづくりに寄与します。水と自然に活かされる者として環境改善と保護の重要性を訴え続けます。子供たちに輝かしい未来を届ける努力を、私たちは決して惜しみません

https://water-taxi.tokyo/

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